「なるべく1人では行かないようにしよう」
参加するコースが決まったら季節や天候に合わせて服装を決めましょう!
普段から使っている歩きやすい服や靴があればそれを中心にして考えましょう。初心者向きのハイキングの本やサイトもたくさんあるので参考に。
「里山ハイク」はいわゆる「低山ウォーク」の部類となりますが山で起こる危険は同じです。「ひとり歩き」はできるだけ避けるようにしましょう。都市近郊にあっても携帯電話の入らない、入りにくいエリアも多々あります。
電鉄各社が毎月開催しているハイキングから参加してみよう!
里山トレイル安全ガイド
里山の多くは低山です。もともと人々が生活に利用していた山ということで歩きやすい場所と思われるでしょうか。しかい低い山でも「山は山」です。
ひょうご北摂の里山は一般市民による活発な保全活動により、歩く道や看板の整備が進んでいますが、道を迷う危険がないとは言えません。
里山は人が住んでいる場所から比較的近いわけですが、日中は職場や学校に行かれていて留守であったり、空き家となっている場合も多くあります。また携帯の入らない場所も意外と多いのです。
スマートフォンやGPS装置のおかげで自分がいる位置情報を把握できるようになりました。また山歩きのSNSブームにより、あまり知られていない山であっても道案内や細かな情報が入手することができるようになりました。印刷された物とは違い、直近の山の様子や台風や嵐の後の状況も見ることができます。
それでもそれらを頼りながら歩けるほど容易い場所ばかりではありません。カメラが向いている方向が進路でなかったり、逆に写真と現場が違うことで不安に思うこともあります。また公共の看板や有志が立てた看板も正しい方向を向いていないかもしれません。(悪意のある人によって動かされている場合もあります)
多くの山はその所有者がいます。それは個人の場合もあれば共同で所有している場合、所有者と利用権を持った人が違う場合と色々です。私有地ですから、むやみやたらと人が通ることをよしとしないわけで、いつでも通れるとは限らないこともあります。
コースが農道や林道などの作業道を通る場合、横切る場合、地図に載っていない場所に出ると不安になり、ついついそこを歩いてコースを外れることもあります。
前に歩いた場所だからといって安心はできません。季節によって山の景色や植生は大きく変わります。また風化による落石や倒木の危険は日々増しています。
自分の体力の過信も危険です。気温や気圧、湿度の変化に体が影響を受け易い年代になっているかもしれません。