トレイルを楽しむ方法は?

最初は1人では行かないようにしよう

電鉄各社が毎月開催しているハイキングから参加してみよう!

 
これなら1人でも安心!
各電鉄が行っているハイキングは各所にコース案内札があり、係のひとが併歩してくれるから安心です。最後尾にも人が付いてくれます。(一部、案内の付かないコースもあります)
参加するコースが決まったら季節や天候に合わせて服装を決めましょう!
最初から重装備にしなくてもOKです。普段から使っている歩きやすい服や靴があればそれを中心にして考えましょう。
初心者向きのハイキングの本やサイトもたくさん出ているので参考にしましょう。


里山ハイクはいわゆる「低山ウォーク」の部類となりますが山で起こる危険は同じです。コロナ過で難しい面もありますが「ひとり歩き」はできるだけ避けるようにしましょう。都市近郊にあっても携帯電話の入らない、入りにくいエリアも多々あります。

里山トレイル安全ガイド

 里山の多くは低山です。もともと人々が生活に利用していた山ということで歩きやすい場所と思われるでしょうか。低い山でも山は山です。
 ひょうご北摂の里山は活発な保全活動により整備が進んでいるとは言え、もともとは里山放置林です。ちょっと道を迷うと大きな危険が待っています。
 里山は人が住んでいる場所から近いから安心と言えるでしょうか。日中は職場や学校に行って留守であったり、空き家となっている家も多くあります。また携帯の入らない場所も意外と多いのです。

 スマートフォンやGPS装置のおかげで自分がいる位置情報を把握できるようになりました。また山歩きのSNSブームにより、あまり知られていない山であっても道案内や細かな情報が入手することができるようになりました。印刷された物とは違い、直近の山の様子や台風や嵐の後の状況も見ることができます。
 それでもそれらを頼りながら歩けるほど容易い場所ばかりではありません。カメラが向いている方向が進路でなかったり、逆に写真と現場が違うことで不安に思うこともあります。また公共の看板や有志が立てた看板も正しい方向を向いていないかもしれません。(悪意のある人によって動かされている場合もあります)
  多くの低山はその所有者います。それは個人の場合もあれば共同で所有している場合、所有者と利用権を持った人が違う場合と色々です。私有地ですから、むやみやたらと人が通ることをよしとしないわけで、いつでも通れるとは限らないこともあります。コースが農道や林道などの作業道を通る場合、横切る場合、地図に載っていない場所に出ると不安になり、ついついそこを歩いてコースを外れることもあります。
 前に歩いた場所だからといって安心はできません。季節によって山の景色や植生は大きく変わります。また風化による落石や倒木の危険は日々増しています。
 
 自分の体力の過信も危険です。運動会で転けまくるお父さんと同じです。気温や気圧、湿度の変化に体が影響を受ける年代になっているかもしれません。
 ここでは一般的なトレイルの安全ガイドはネット上の情報に任せ、ひょうご北摂の里山ならではの安全を考えていきます。

このガイドは今後シリーズでお送りいたします。